小児歯科

  • フッ素を塗る間隔はどれ位が良いですか?
  • 乳歯は生え変わるので虫歯を放置してていいですか?
  • 矯正は何歳ごろからはじめるものですか?
  • 変色している所がありますが治療が必要ですか?
  • フッ素を塗る間隔はどれ位が良いですか?

    フッ素には歯質を強化し、虫歯を予防してくれる作用があります。
    歯科医院でのフッ素塗布は市販の歯磨剤に含まれるものより濃度の高い物を使用しますので頻繁に塗る必要はありません。
    萌出したての歯はフッ素を取り込みやすく効果的ですので 最初の歯がはえてから小学校を卒業するまでの間は 年に3回程度塗布したほうがいいでしょう
    当医院ではフルオールゼリー(ビーブランド)を使用しています。りんごの香のする甘酸っぱいクリーム状で低年齢のお子様でも無理なくフッ素を塗ることができます。塗布してから30分程は食べたり飲んだりしないようにしてくださいね(^▽^)/
    小児 虫歯 予防 フッ素 フルオールゼリー
    ここで注意しておかなければいけないことは フッ素を塗布したからといって 虫歯にならないわけではないということです。
    やはりお菓子は当分を控え だらだら食いをやめ 正しい食生活と歯磨き習慣が重要です。
    小学校を卒業するまでは 仕上磨きをするようにしましょう。

    乳歯は生え変わるので虫歯を放置してていいですか?

    生え変わるからといって虫歯を放置するのは大変危険です。

    乳歯は子供の栄養摂取にとって大変重要な役割をはたしています。
    ムシ歯になると咬む効率が悪くなり大切な成長時期に十分な栄養を摂取できなくなります。
    なかにはムシ歯の穴に食物が入りこんで痛いので食事をいやがる子などもいます。

    また乳歯は永久歯が生えてくるまでのスペース確保の面からも重要です。
    早期に乳歯を失うと 永久歯が生えてくるスペースが不足し 歯並びが悪くなります。

    「歯の色がちょっと違うな」と思ったら歯科を受診しましょう。

    矯正は何歳ごろからはじめるものですか?

    それぞれのお子様やお口の状況により、最適な開始時期は違ってきます。乳歯しか生えていない時期でも、できるだけ早く治療しなければいけない場合もありますし、永久歯に全部生え変わってから一度に治療した方がよい場合もあります。

    歯の表面に針金を通して歯並びの改善を図る方法では 6歳臼歯の1本手前の乳歯が抜ける頃を目安にしてください。
    矯正は顎の成長をコントロールする方法もありますので その場合はもっと早期にはじめることがあります。
    下の前歯が上の歯より前に出ている場合 生えて月数が浅い場合には前歯だけの矯正で治ることがあります。その場合は1・2年生で治療をしておけば 2・3週間で前後の関係が改善されます。

    小学校低学年で一度歯科医院で歯並びを確認してもらいましょう!!

    変色している所がありますが治療が必要ですか?

    歯の表面がチョークのように白く白濁してところは 歯の表面が出来損なったり 虫歯の可能性があります。中には表面だけでなく白濁の下で虫歯が急速に進行していることがあります。進行の早い虫歯は 白いまま大きくなります。
    初期の段階であれば 歯磨きやフッ素塗布で対処できることもありますので 早めに受診しましょう。

    歯の溝が茶色いや黒になっている時は 汚れのこともありますが 多くは虫歯です。
    進行していない虫歯でしたら観察やシーラントで対応可能ですが 溝の形状は多様で 表面から見ただけでは大きさが判断しにくい場合があります。

    当院では初期虫歯の治療の要否の判断にはダイアグノデントを参考にしています。
    ダイアグノデントは照射したレーザー光の反射を解析する先端機器で 今まで判断が困難だったりな発見が不可能な歯質変化を早期の段階で認識できるようになりました。レントゲンや肉眼で発見できない初期のう蝕を発見できるので大変頼もしい機器です。
    小児の初期虫歯をレーザーで調べるダイアグノデント

    茶渋がついているように見える時は 口呼吸を疑ってください。
    唇の力が弱く 普段から口がぽかんと開いていたり 寝るときに横を向いて口をあけている時要注意です。
    よく”鼻がつまっているから・・・”と言われますが 口呼吸は万病の元です。
    早期に改善しましょう。

    唇の力をつけるトレーニング器具 「パタカラ」等を使うとよいでしょう。

    ご予約・お問い合わせは092-851-6314