痛くないのに虫歯の治療をするのはなぜですか?
通常虫歯の症状は
のように変化していきます。
ずきずき痛くなった時は神経をとる治療になる可能性が高くなります。歯の中には神経と一緒に血管もあり、神経を取ると歯に栄養を届けている血管もなくなります。神経をとることによって 歯は弱くなり 寿命が短くなります。
歯を長持ちさせるには 「神経を取らない」ことが重要です。
ここで間違ってはいけないのは 痛い歯の神経を我慢して残すことを意味しているのではありません。痛みが出る前に治療をする必要がある ということです。
逆に少しでも色がついたら治療をしなければならないかというと そうでもない場合もあります。掃除がきちんとできている歯なら観察でもよいですし 同じ程度の小さな虫歯でも年齢によって対応が異なります。進行しやすい虫歯か否かがポイントです。まずは歯科医院で診てもらいましょう。
当医院ではレーザー光で虫歯の程度を調べるダイアグノデントを導入して 初期虫歯の治療の要否を判断しています。
歯石はどれくらいの間隔でとるのが良いですか?
歯石のつきやすさにもよりますが少なくとも1年に1度は歯石を除去したほうがよいでしょう。
ですが歯石除去より もっと重要なことは
「歯石になる前に汚れを落とすこと」です。
上のグラフは 年齢と残っている歯の本数の関係を示しています。
水色は「痛い時だけ治療した方」 黄色は「平均」 ピンクは「歯磨き指導を受けたことがある方」です。
どれも年齢とともに歯は減少しています。
1つだけほとんど減少していないのが緑のラインです。
これは「 定期的にメンテナンスに通った方 」です。ここで言う定期的とは1?3ヶ月に1度程度 をさします。
治療中 歯がないと困るのですが・・・
仮歯は 治療中の見た目をよくするためだけではなく しみるのを防いだり 歯の移動を防いだり かみ合わせを保持したりさまざまな働きをします。
(型を取ってから 入れるまでの間に何ヶ月も間が開くと 歯が移動たりかみ合わせが変わって折角作った被せ物が入らなくなることがあります。)
この重要な仮歯ですが保険では利用パターンがごく限られていて ほとんどの方は型を取るまで歯がない状態で我慢せねばなりません。
せっかくの仮歯ですが材料は吸湿性の高いレジンを使用して作りますので 長期にわたると 汚れや細菌が侵入し不衛生になります。良かれと思って作った仮歯に満足してしまい治療を中断されたのでは本末転倒です。最後まで治療に通えるというお約束のできる方には前倒しして仮歯をお作りします。
入れ歯のつめを目立たなくしたいのですが・・・
1.入れ歯のつめ自体を見えにくい材料で作る方法
入れ歯のピンク色の部分を弾力のある素材で作り爪に相当する部分まで延長するノンクラスプデンチャーや 白い樹脂でつめを作るアセタルなどがあります。
2.つめを使わない方法
残った根っこを利用し入れ歯に仕込んだ磁石とくっつくようにした入れ歯や 残った歯に入れ歯を引っ掛ける装置を仕込んだアタッチメントなどがあります。
3.入れ歯以外の方法
などがあります。
ほほえみ歯科医院で取り扱っている入れ歯の種類をまとめました。 こちらをご覧ください。
お口の状況によりできること・できないことがあるので、まずはご相談ください。
また治療中の姿を隣の人に覗かれないように当医院では治療スペースを個室化しています。
レーザー治療とはどのようなものですか?
レーザーは 人工的に作られた非常に高いエネルギーをもった光です。
【レーザー治療のメリット】
1.麻酔が少なくて済む。半数以上は全く麻酔の必要がありません。
2.光が当たった部分だけ温度が上がり周囲の組織を傷めません。
【具体的なレーザー治療】
1.歯周病の治療
歯周ポケット内の殺菌や歯周組織の再生を促します。
2.根の治療
ピンポイントで殺菌が可能です。
3.切開・歯肉の切除
歯肉内にたまった膿をだしたり 増殖した歯肉を切除します。
4.歯肉の黒ずみ(メラニン)の除去
6.虫歯予防