福岡市東区の歯医者 ほほえみ歯科医院/一般（虫歯・歯周病・入れ歯）/ホワイトニング/審美/インプラント/小児/矯正

「神経をとる」というときの神経について　みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか？
「神経をとる」とは1本の神経をすっと引き抜くようなイメージではないでしょうか？
神経を取った後の薬の付け替えの時に痛みがあったら　「神経を取ったのになぜ痛いの？」と思ったりしませんか？

私も昔はそれに近い物がありました。
しかし　1枚の写真を見て　それまでの考え方ががらっっと変わりました。

下の写真をみてください。歯の中の神経を染め出したものです。
この神経　を針のような器具で取れますか？

小野寅之助：根管（歯髄腔）解剖図鑑。医歯薬出版,東京,1968

これらは別に珍しい歯ではなく　ごく普通の歯らしいのです。

では「神経を抜いた歯は全てだめなのか？」というと　そうではありません。
細かい神経ですと生体の治癒能力で炎症が治まることもあります。
しかし　トラブルを避けるには歯髄（神経）をとらないことが重要なようです。